河合夕子作品のCD復刻実現にご協力ありがとうございました!
河合夕子さんがEPIC・ソニー時代に残した商品化済みの全音源は、Sony Music Shop・ オーダーメイドファクトリーの廃盤再プレス対象商品となり、2009年7月6日をもって全曲CD化が実現しました。
サイト開設以来、多大なご支援をいただき、心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
復刻CD3タイトル、Sony Music ShopのOMFでケイゾク販売中!
Sony Music Shop・オーダーメイドファクトリーでは、2010年6月2日から8月11日まで、河合夕子さんの復刻CD3タイトルのアンコールプレス予約受付が行われ、販売は終了していましたが、2014年現在、ケイゾク販売が行われています。詳しくはオーダーメイドファクトリーの商品ページ(「リトル・トウキョウ」「フジヤマ・パラダイス」「不眠症候群」)をご確認ください!
復刻を取り巻く状況
河合夕子のEPIC・ソニー時代の音源は、これまでにアルバム2枚がCD化されています(オムニバスでの単独曲CD化を除く)。まずはソニーから世界で初めてCDソフトが発売された1982年。第2回リリースとなる11月に「フジヤマ・パラダイス」が発売。EPIC・ソニー5枚目のCDソフトでした。そしてQ盤ブームが押し寄せた1992年に復刻された「リトル・トウキョウ」。これは、EPIC・ソニーの名盤復刻シリーズ“BEAT FILE”の1枚としてのリリースでした。
しかし、これらはいずれもさほどのセールス実績は残せず、すぐ廃盤に。そのせいもあってか中古市場では驚くべきプレミア価格で取引されるレア盤として知られています。
このようにコアなファンの中では根強く高い評価を得ているものの、一般的セールスにはつながならいマニアックなアーティストという印象が強く、一般発売にこぎつけられないというのが現状と言えるでしょう。
しかし、新譜が売れないというCD市場を背景に、近年の旧譜再発、復刻ブームの勢いはとどまることを知りません。邦楽だけをとっても、各メーカーがこぞってリリース合戦を続け、70〜80年代を中心にロック、ポップス、フォーク&ニューミュージック、アイドル、歌謡曲まで、幅広いジャンルの旧譜が再発、復刻されています。中には、現役時代にはまったく評価されなかったアーティストの作品も見られます。
ということは、確実な勝算があれば、メーカーサイドも復刻に乗り出すはずです。復刻を熱望し、購入意志を示しながらメーカーサイドへ訴える。この当たり前のアクションが、夢を実現する一歩になるのではないかと考えます。
レコード会社へアプローチ
では、具体的にどのような行動を起こせばいいのでしょうか。
河合夕子のEPIC・ソニー時代の音源は、現在、原盤制作を担当し権利を有するホリプロと発売元であるソニーミュージックが有していると思われます。本サイトでは、CD制作および発売を行っているソニーミュージックへのリクエストを通じ、復刻を働きかけることができればと考えています。
現在、その担当セクションはソニーミュージック・ダイレクトとなっており、アプローチ先としては、市販商品をリリースする「GT」レーベルと、リクエストに応じて廃盤復刻商品をネット販売する「オーダーメイドファクトリー」の2つが挙げられます。
ソニーミュージックの廃盤復刻企画
オーダーメイドファクトリー
ソニーミュージックが運営するネット企画。廃盤となり入手困難なタイトルを、ユーザーからのリクエストによって、ネットで受注し復刻販売するサイトです。ソニーミュージック直営のネットショップ「Sony Music Shop」内に立ち上がっています。
対象となるのは、原則として過去にソニー系のレーベルからリリースされたタイトルですので、河合夕子作品も可能性があります。過去には、南沙織、久保田早紀、フォーリーブスらビッグアーティストのアルバムのほか、浜田朱里、三田寛子、横田早苗、藤原理恵といった現役時代にはセールスが今ひとつだったアイドル勢の作品も復刻が実現しています。
ただし、手順は少し複雑で、まず復刻候補段階の1stステージをクリアして初めて予約が開始され、続く2ndステージで規定数以上の予約を受け付けて復刻が成立するというシステムになっています。
また、企画の都合上、帯がないなど必要最小限の復刻で一部のユーザーからは不評の声も聞かれます。しかし、多くのファンにとっては、一般発売には踏み切れないタイトルがメーカー純正のCDとして聴けるだけでも喜ばしいことに間違いありません。
「オーダーメイドファクトリー」では、メールによる復刻タイトルリクエストも受け付けていますので、まずは復刻候補に挙がるよう、ぜひリクエストをお願いします。
ソニーミュージックの旧譜再発レーベル
GT music
現在、河合夕子さんのEPIC・ソニー時代の音源を有するソニーミュージックでの担当部署は、ソニーミュージック・ダイレクトのGTミュージックです。
このレーベルはソニーミュージックの旧譜を扱うセクションで、アイドルからニューミュージック、シティポップスまで、ベスト盤のみならず、CDボックスや紙ジャケット復刻CDなどが続々一般発売されています。
EPIC・ソニーに在籍していたアーティストでは、近年、ばんばひろふみ、一風堂などのオリジナルアルバムが紙ジャケット復刻され、MANNA、スーザンはコンプリートベスト盤が発売となりました。
いずれも最新リマスタリングが施され、当時のオリジナル・ジャケットや歌詞カードを忠実に再現した紙ジャケット復刻、CDボックス、コンプリートベスト盤など多種多彩。オーダーメイドファクトリーは必要最小限の復刻にとどめるシンプルな企画ですので、やはりファン心理としては、充実の復刻が実現するこちらの復刻に期待したいものです。
現在では復刻リクエスト受付の窓口は設置されていないようですが、ソニーミュージックの商品用問い合わせ窓口で対応してくれるようです。
復刻スタイルについて
現在、市販される復刻CDは、ほとんどが最新リマスタリングによる高音質で、仕様や構成も凝ったものが目立っています。では、実際に復刻されるとしたら、どのような商品がいいのでしょう。
それぞれに思いはあるでしょうが、ここでは、できるだけ実現可能な形を過去の例に学びながら、河合夕子作品のCD再発、復刻のスタイルと可能性を考えてみました。
モデルケースは、ソニー系に所属していたアーティストで、近年ソニーミュージックGTレーベルから復刻された作品たち(オーダーメイドファクトリー作品は除く)。
いろんなスタイルが予想されますが、皆さんのお気に入りはどれでしょう? 以下を参考に、ぜひご検討ください。